宮城学院中学校高等学校

学院紹介

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校長あいさつ

神を畏れ、隣人を愛する

宮城学院中学校高等学校 校長 平林 健

宮城学院中学校高等学校
校長 平林 健

宮城学院は1886年、福音主義キリスト教に基づき、アメリカ人宣教師と日本人キリスト者によって創立され、これまで仙台で女子教育の重要な使命を果たしてきました。スクールモットーである「神を畏れ、隣人を愛する」を教育の基本として多くの卒業生を送り出してきました。

現在は全国的に男女共学校が一般的になり、男女別学は少数になっています。男女が同権であることはいうまでもなく、同じ環境で学ぶことはごく自然で良いところも多くあります。しかし、男女は同質ではありませんから、画一的な教育では女性の特質を無視することになりかねません。私たちは、思春期の多感な時期に女子だけで学校生活を送ることに大きな意味があり、共学では決して得ることのできないものがあると考えています。それは飾らない自分、本当の自分の姿の発見です。そしてそこから「自分らしく」生きることを学ぶのです。これらの学びは自己肯定感を積み重ね、一人ひとりが自分の可能性にチャレンジする原動力へと繋がって行きます。

男女共同参画社会基本法が施行されて20年以上が過ぎましたが、世界に目を向けると日本はまだまだ男性優位の社会であることに気付かされます。ですから、今の時代であるからこそ、宮城学院の教育「女性に備わった資質・能力を見出し、その特性を豊かに育む教育」が求められているのです。将来の自分を確実にイメージする能力を養い、自分らしく生きることを考え、そのライフデザインをサポートする教育こそ、今の日本に必要なことではないでしょうか。

AIやIoT、クラウドなど教育を取り巻く環境は激しく変化してきました。私たちの暮らしもSociety5.0へと移りつつあり、一人ひとりが自ら考え行動し、未来を切り拓いていく力がますます求められることになります。宮城学院中学校高等学校はこれからの時代の変化に対応しながらも、生徒の豊かな発想力と深い探究心を大切にして、グローカルサーバントリーダーの育成に努めていきます。

  • グローカル:「global」と「local」を合わせた造語で、地域性を考慮しながら地球規模の視点で考え、行動すること
  • サーバントリーダー:集団の中で奉仕しながら目標を達成できるよう主体的な行動を促すリーダー
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