3月18日（木）、第74回宮城学院中学校卒業式を無事に挙行することができました。
ありがとうございました。
　キリスト教の礼拝形式で行う卒業式は、おごそかななかにも温かさを感じるものとなりました。
　送辞では、「コロナ禍で行動が制限され、様々な困難があったことと思います。そのような状況下でも、意見箱の設置や、高校執行部と連携しての学校周辺の見回りなど、自分達に今できることを精一杯取り組む姿に、私たちは励まされてきました。」という卒業生への感謝、「苦しい時、悩んだときは、この学び舎で過ごした三年間を思い出してください。ここで培った経験は、将来先輩方を導く原動力となることと思います。今日から、輝かしい未来へと一歩踏み出す先輩方を在校生一同、心より応援しております。」と新たな門出へのエール、が送られました。
　答辞では、「被爆者の方々の平均年齢が高くなってきている今、戦争は恐ろしいものなのだ、たくさんの命を犠牲にしてしまう戦争は絶対に起こしてはいけない、と私たちが声を上げなければなりません。被爆した方々の傷は一生癒えるものではありません。核兵器はそれほど人の人生を変えてしまう。悲惨なものです。私は世界平和の第一歩として「互いの意見を尊重すること」が大切だと考えます。人それぞれの意見を尊重し、他人の意見から学ぶこと。宮城学院のスクールモットーである「隣人愛」はその思いをあらわしていると言えます。隣人を愛することで相互理解が生まれ、平和への築きが生まれると思うのです」と、大切にしている平和学習や聖書や礼拝を通して学んできた生き方の根本についての思いが感じられるメッセージでした。