探究型国際教育(グローバルスタディーズ)
本校ではキリスト教教育と英語教育を土台に、「学びと交流のパート」「調べ学習のパート」「探究活動のパート」というプログラムを通して、国際感覚を身につけ、課題解決に向けて行動できる力を養います。
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Point.1
本校の建学の精神に基づき、隣人に奉仕し導くリーダーシップを育てるために、中高6年間を通して国際理解について学ぶ総合学習プログラムを行います。 -
Point.2
「学びと交流のパート」では、本校が支援を行ってきたNGO団体の講演、交流会、ワークショップなどを開催。中学生対象の「調べ学習のパート」では、グループに分かれて調べ学習を行い、調べた内容をスライドにまとめて発表します。また高校生対象の「探究活動のパート」では、グループでテーマに基づく探究活動を行い、プレゼンテーション発表会を実施します。
宮城学院の国際理解プログラム
探究型国際教育(グローバルスタディ−ズ)
このプログラムは、2004年、NGO「CARA(西アフリカ農村自立協力会)」代表の村上一枝さんとの出会いから始まります。当時、英語の授業を通じて村上さんの活動を知った生徒が「私たちも西アフリカのマリ共和国の貧困を救うため、力になりたい」と村上さんに手紙を書きました。その後、文化祭で手作り品のバザーを運営して、マリ共和国に識字学校校舎を寄贈。長年支援と学びは続き、2014年に総合学習「グローバルスタディーズ」として、国際理解について学ぶプログラムに発展しました。
中学生・高校生対象 SDGs(持続可能な開発目標)を通した学び
現在「世界の課題を解決するために、自分たちにできること」をテーマに、世界の様々な課題について理解を深めています。
探究活動のパート
[ 中学生対象 ]
SDGsの17の目標より、自分の興味に合わせて調べ学習を行います。タブレットを活用することでICT機器の使い方、情報活用のスキルも学びます。年度末にはグループ単位でグーグルスライドによる発表を行うことでプレゼンテーションの実践力を養いながら、学習の成果を共有します。
[ 高校生対象 ]
SDGsの17の目標を踏まえ自ら課題を見出し、その解決に向けた仮設を立て、検証し、結論を導き出すといった探究活動を行います。発表会では、互いの発表を評価したり、教員による審査を受けたりと、より高度なプレゼンテーションの実践力を養います。
学びと交流のパート(中学生・高校生対象)
NPOやNGOなどで国際貢献活動を行う方々の講演を開催。また生徒会を中心に交流会を開き、世界の様々な課題について話し合います。
これまでご協力いただいた方々
- 村上一枝氏(NGO CARA 西アフリカ農村自立協力会)
- 白木朋子氏(世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE 本校卒業生)
- 忍足謙朗氏(国連世界食糧計画元アジア地域局長)
- 由佐泰子氏(国連世界食糧計画勤務、本校卒業生)
- 安田菜津紀氏(Dialogue People)